デレクターズレポート「熊本地震被災地における避難状況およびニーズ調査」

今回のレポートは民間防衛ネットワークがfacebook上で展開しているネットワーク作りのなか、いつも情報提供くださる佐々木 智秋 様 の情報と我々が普及活動している一つのプロジェクット(街全体がフリーWi-Fiサービスミッション)がつながりを持つものと思いご紹介させていただきたいと思います。

※ 佐々木様いつも情報提供誠にありがとうございます。この場をお借りしてご挨拶させていただきます。

長文ですが、全文掲載します。SNSが災害発生時の有効な連絡手段であることが明らかに。しかし、情報の交通整理は課題ですね。
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◆最も有効だった通信手段は? 「熊本地震被災地における避難状況およびニーズ調査」
(一部抜粋)
14日の前地震後に利用しようとしたのは「携帯電話・スマートフォン(音声)」が59.3%、「携帯電話・スマートフォンのメール」が28.4%、「フェイスブックやライン等のSNS」が19.3%となった。このうち、「常に利用できた」は「フェイスブックやライン等のSNS」が81.0%と高い結果に! 利用者は全体の2割にとどまりながら、SNSが災害発生時の有効な連絡手段になると実証された。16日の本地震後でもSNSは同様の傾向を示しており、これはぜひ、覚えておきたい。...
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◆最も有効だった通信手段は? 「熊本地震被災地における避難状況およびニーズ調査」
2016.05.18 20:57

 熊本地震から1カ月経過したが、なお余震が多発しており、多くの人が今なお不安な日々を過ごしている。

もちろん、これは他人事ではない。サーベイリサーチセンター(東京)が東京大学総合防災情報研究センターの監修でまとめた「平成28年(2016年)熊本地震被災地における避難状況およびニーズ調査」は、いざ自分が被災した際、どのような行動を取れば良いかなど、参考になる貴重な調査結果といえそうだ。

 

 この調査は、益城町災害対策本部に了承のもと、町内の避難場所で生活している人を対象として、4月14日の前震発生以降の被災と避難の状況、避難場所での生活ニーズ、今後の居住意向などを探ることを目的に実施した。有効回答数は327で、このうち益城町居住者は301となっている。

 

 まず、建物に関して。「家屋が倒壊した」は4月14日の前震発生時で8.0%だったものの、本震発生時は19.3%と10ポイント以上増加。4月16日の本震発生時では、「家が倒壊した」が旧耐震基準である昭和56年5月以前の家屋で35.0%と、昭和56年6月以降の新耐震基準の家屋(12.6%)と比較して高くなっている。

なお、4月14日の前震発生時には、新耐震基準と旧耐震基準で差はみられないが、「家が傾いた」は旧耐震基準が32.0%、新耐震基準が18.3%。さらに、旧耐震基準の建物では前地震の際に、およそ5人に1人が「けがなどの人的な被害」があり、大地震が起きた際、旧耐震基準の家は注意が必要だ。

 

 さて、地震が起きた時に、まずは家族の安否を知りたいもの。

そこで、通信手段について聞くと、14日の前地震後に利用しようとしたのは「携帯電話・スマートフォン(音声)」が59.3%、「携帯電話・スマートフォンのメール」が28.4%、「フェイスブックやライン等のSNS」が19.3%となった。このうち、「常に利用できた」は「フェイスブックやライン等のSNS」が81.0%と高い結果に! 利用者は全体の2割にとどまりながら、SNSが災害発生時の有効な連絡手段になると実証された。16日の本地震後でもSNSは同様の傾向を示しており、これはぜひ、覚えておきたい。

 

 熊本地震では、屋外での避難が注目されたが、前地震後の14日夜間に屋外や車中で不安な一夜を過ごしたのは6割以上、15日夜間と16日本震発生時に「自宅内」に戻った人はいずれも約2割にとどまっている。

15日の日中のみに限っても、自宅に戻った人は3人に1人だけだった。ちなみに、避難した人は「屋内」、「屋外・車中」を合わせて83.8%、本震発生後では「屋内」、「屋外・車中」、「すでに避難していた」を合わせて95.1%と大半が避難していた。

いずれの地震とも避難した理由は、「余震が続き自宅内にとどまることが危険だと判断したから」が4割以上、「家族で避難を決めたから」、「自宅の被害が大きかったから」が3割以上となった。

 

 14日の前震発生後、屋外・車中に避難した理由は、時間の経過にしたがって減少しているものの、「屋内だと地震の揺れに対して不安だから」が最も高い。他方、「屋内の避難場所だとプライバシーが保たれないから」、「屋内の避難場所がいっぱいだったから」、「屋内の避難場所だと周囲に気兼ねして休まらないから」の割合は時間の経過とともに高くなっている。屋外や車中への避難は地震の揺れだけではなく、屋内避難場所の生活環境も背景にあるようだ。

 

 避難生活での不便、不満は、「洗濯」(55.4%)、「風呂」(45.6%)、「眠れない」(41.0%)が4割以上! 健康状態の悪化を感じる人も約3割にのぼった。現在の不安については、「地震の終息の見通し」(70.0%)が抜き出た1位に。以下、「ライフライン(電気・水道・ガス・電話・交通機関など)復旧の見通し」(42.8%)、「壊れた家や家財の処分方法や手続き」(41.0%)、「仮設住宅の建設時期」(38.5%)、「がれきの撤去」(30.3%)、「後片付けの人手不足」(27.2%)と続く。

また、ライフラインの復旧や仮設住宅などに関して行政に望む声が多い。

 

 当面の住まいについては、公営住宅や仮設住宅など自宅以外と考える人が5割以上、「わからない」との回答も約1割。仮設住宅については8割以上の人が早く建設してほしいと望んでいる。

 

 最後に、益城町居住者に対し今後の居住地を聞くと、「町内の同じ場所に住み続けたい」が77.4%、「町内の別の場所に移りたい」が10.3%で、合わせて9割近くが今後も益城町内での居住を希望していた。

 熊本地震でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、早く復興が進みますよう祈念致します。


http://motto.mopita.com/sp/funny/mame_dsp_rss.html…               佐々木様より転用


浦安市はじめ各地域で展開中の普及活動




現在浦安市内で普及活動中の災害時に役に立つフリーWi-Fi付き自動販売機、アサヒ飲料の協力のもと飲料水の売り上げより災害時(平常時でも随時)役に立つフリーWi-Fiが使え(メーカー問わず海外の機種でも使うことができます)災害時には自販機内の飲料水が無料で提供される自販機ですが、普及協力者を求めております。

 

上記記事にもありますが電話他の通信手段が途絶えてもWi-FiさえつながればSNSサービスが利用でき、安否の確認が取れるようになります。

 

繰り返しとなりますが、浦安市市民センターのホームページでも協力者を募集させていただいておりますので詳しくは画像クリックしてください。

 

※浦安市内をモデル展開しておりますが日本全国で設置者を募集させていただいておりますので市外で興味のある方がいらっしゃいましたら同時ご連絡をお待ちさせていただいております。

 

       民間防衛ネットワーク 浦安デレクター