デレクターズレポート 食物アレルギー、エピペンの使い方&窒息講習

10月に保育士さん相手に事故対応の研修を行います。

私が任されて、今年で3年目となります。...
皆さんにもどんな事を研修するのか少しずつお話したいと思います。

講習内容は、食物アレルギー、エピペンの使い方、窒息のお話です。

皆さん、突然ですが1歳以上の子ども死因のトップは何か分かりますか?
「不慮の事故」です。
では、その不慮の事故の中で何が多いでしょうか?
交通事故、窒息、溺水などが上位になります。

窒息は、病気ではないので原因を取り除けば救命が可能です。
時間との戦いなんです。

何か出来る事は?

1.予防
①5カ月を過ぎると何でも手にしたものを口に持っていく時期です。直径39ミリ以下のものは、放置しない。トイレットペーパーの芯の太さです。
②3歳未満の乳幼児、ピーナッツの誤嚥には気をつけて下さい。ピーナッツが気道側に入ると脂肪酸が重篤な化学反応を起こすからです。
③窒息で多いものは、玩具、ビー玉、まめ類が多いです。
2.異物除去

異物除去には、腹部突き上げ法(ハイムリック法)、背部叩打法があります。

その手技も機会があれば、皆さんと実習したいも思います。                                                         救命・救助デレクター(顧問)